初めてのパン作り🍞 最低限必要な道具とは?道具・調理器具の種類や選び方、代用品のまとめ [基礎・初心者]

初めてお家でパン作りをされる方や、これから道具をそろえたいとお考えの方へ。パン作りの道具は多いですが、作るパンの種類によっては代用できるものや必要のないものもたくさんあります。そこで、最低限必要な道具・調理器具をまとめてみました。

 お家でのパン作りって、何がいるの?それって本当に必要?😟
 お家でパンを作りたいけど、道具がいろいろあって分からない...😟という方のために、私の経験をふまえて、「必要なもの」「なくても大丈夫なもの」など重要度を3段階にしてご紹介します。代用品もご紹介していますので、ぜひご参考ください😊💕

【こんな方におススメ】
・今からパン作りの道具を用意しようとお考えの方
・パン作りに最低限必要な道具や調理器具の種類や選び方を知りたい方
・まずは最低限必要なものだけ用意したい方

パン作りで使う道具・調理器具

 パン作りの大まかな工程は「材料の計量」「生地作り」「発酵」「成形」「焼成」の順ですので、それに沿って道具をご紹介します😊
 ただ、「成形」に使う道具は、作るパンの種類によって違ってくることや、手で成形できるものも多いことから、今回の紹介からは外させていただきました。

【道具の重要度】
★★★:必要、もしくは、あるととても便利💕
★★☆:なくても大丈夫だけど、あったほうが良い。代用品がある✨
★☆☆:なくても全然大丈夫。代用品がある🍀

材料を計量するときに使う道具

【デジタルスケール】 
重要度:★★★
用 途:材料を計量したり、分割した生地の重さを量
る。
ご家庭用のデジタルスケールでしたら3㎏まで量れれば十分かと思います。今、私が実際使っているものは材料をのせる台と表示部分に段差(隙間)があり、汚れると拭きづらいのがプチストレスなので、個人的には掃除しやすいものがおすすめです😊


【計量スプーン】 
重要度:★☆☆ 
用 途:材料を計量する。

パンの材料は基本的に重量(㎏/g)表記*なので、デジタルスケールがあれば十分です。
ただ、ネットで見かけるレシピの中には大さじや小さじで計量しているものがありましたので、重要度★で記載しました😃
*ベイカーズパーセンテージ:配合中の粉の重量(㎏/g)を100%ととし、他の材料を粉に対する割合で表記する方法。必然的にほかの材料も重量(㎏/g)表記になります。


【計量カップ】 
重要度:★★★  
用 途:水を量る。

水は10g単位で測れるものが良いです。煮物のように、「水入れ過ぎたけど、蒸発するし、まあいっか」がききません。私が習っていた所では、メスシリンダーを使っていました。それくらい、きっちり量ることが重要ですので、メモリがざっくりしたものより、細かいものを選ぶのがポイントです🌟😉


【ボウル】 
重要度:★★☆ 
用 途:材料や生地を入れる。

お家で少し作るくらいの量でしたら、ラーメン鉢🍜のような大き目の食器で代用できるかと思いますが😅、やはりボウルの方が軽いですし、あると便利です。

[ワンポイント]
ゆくゆくは生クリームを立てる用に使いたいという方は、ボウルの素材に注意しましょう。ステンレスの安いボウルはこすると金気(かなけ)が出るものが多く、立てた生クリームに黒い粒(ボウルの表面が削れたもの)が混ざることがあり、泡立てには不向きです。
ステンレス製でも金気が出ないものや、少しお高いモリブデンのボウル、もしくはガラスのボウルにするなど検討しましょう。


【温度計】 
重要度:★☆☆ 
用 途:水や生地の温度を測る。

水の温度に関しては給湯器で温度調節できたり、生地の温度は(指で押すなど)状態をみてある程度把握できるかと思いますので、温度計がなくてもパンを作ることは可能です。ただ、ちゃんと温度を測りながら作りたいという方は、持っておかれても良いと思います😃

生地作りで使う道具

【ペストリーボードorパンこねマット】 
重要度:★★★ 
用 途:生地をこねる。


 私はこれがないままパン作りをスタートして苦労しました。
 当時はワンルームマンションだったのですが、作業スペースが狭いキッチンだったので、ちゃぶ台で作業していました。で、まな板を使ってこねていたのですが...まな板がガタガタいって不安定でこねにくい...😑

 しかたなく、ちゃぶ台にサランラップを敷いてこねていたのですが、生地がサランラップにくっついてしまい、こねにくい...(当たり前😅💦)
 
 結局、サランラップをとり、ちゃぶ台をアルコールで消毒して、台の上で直接こねていました。(生地を叩き付けるときは上下左右のお部屋の方にご迷惑をおかけしていないか冷や冷やしたものです。)

 そして、なんとかこね終わった喜びもつかの間...ちゃぶ台はシンクで洗えない...(そりゃそうだ😂💦) その場で汚れを落とすのは、なかなか大変でした。
 このような経験から、適当な作業台が無い方は持っておかれたほうが良いと思います。

[ワンポイント]
 選ぶ場合は、そのボードやマットをどこに置くのかを考えて、素材を選びましょう。
 シリコンマットは、ステンレスやガラスの台などペタッと張り付くような台の上だと安定しやすいですが、木製の台の上だと安定しづらく、こねるたびにペロンと剥がれる可能性があります。その場合は、ペストリーボードの方が良いと思います。それでも不安定な場合は、ボードの下に濡れ布巾を敷くなどして安定させましょう。


【ゴムベラ(木べら・穴あき木べら)】 
重要度:★★★
用 途:材料をまぜる。

材料がある程度まとまってくるまでは、ゴムベラなどでまぜると良いです。無い場合は、ひたすら手で混ぜていくことになります。
持ち手とヘラの部分が分離するものは、接合部分に汚れがたまりやすく、また洗いにくいため、管理によっては不衛生になる😰ことがありますので、持ち手とヘラが一体化したシリコンベラがおすすめです😊


【カード】 
重要度:★★★
用 途:生地をまとめたり、カットする。

代用としては、生地をまとめるときはゴムベラを使い、生地をカットするときは包丁を使うことも可能かと考えられますが、包丁の刃渡りを考えると、やはり細かい作業のできるカードはあると便利です😉

発酵に使う道具

【パンマット・キャンパス地】 
重要度:★☆☆ 
用 途:発酵の際に生地が乾かないようにする。
代用品:サランラップ

パンの種類によっては必要な場合もありますが、簡単なパン作りでしたら、サランラップで代用できますので必要ありません。
もし今後、継続してパン作りをしていく予定で、サランラップを大量消費しそうな方、あるいはエコを心がけていらっしゃる方は、繰り返しつかえるパンマット・キャンパス地がおすすめです😊 

焼成に使う道具・調理器具

【オーブン・天板(オーブン付属の角皿)】 
重要度:★★★ 
用 途:生地を焼く。

今はフライパンで作れるパンのレシピも見かけますが、オーブンがあれば、作れるパンの種類も増えますので、やはり必要でしょう😃


【オーブンシート・クッキングシート】 
重要度:★★★
用 途:天板に敷き、生地をのせる。

使い捨てのものと、洗って繰り返し使えるものがあります。100均のクッキングシートでもOKですが、安い分、長さが短いので割高になる場合もあります。(家の近くの100均は、30cm×5mで110円でした。)
パン作り以外でも頻繁に使われる方は、繰り返し使えるオーブンシートがおすすめです🎶


【オーブングローブ(5本指)】 
重要度:★★☆
用 途:天板やパンを移動させる。
代用品:軍手(2枚重ね)

熱々の天板を取り出す時は鍋つかみや指がつながったミトンでも良いと思いますが、パンそのものを移動させるときは、指先が細やかに動かせる5本指のオーブングローブが便利です。多少熱くても大丈夫という方は、パンの移動に関しては、素手でも良いかもしれませんが、火傷に気を付けて下さいね🍀
私が習っていた所では、軍手を2重にして使っていたので、それで代用できますが、他の作業用の軍手と一緒にならないよう、衛生面に気をつけましょう😊


【ケーキクーラー】 
重要度:★☆☆ 
用 途:パンを冷ます。
代用品:トースターの網とトレーのセット。揚げ物用の網とトレーのセット。

焼きあがったパンを天板に乗せたままにしていると、天板の熱で焼き過ぎ🔥になってしまいます。焼きあがったパンはケーキクーラーにのせ、蒸気を逃がしつつ、下からも冷めるようにするのがベストです。焼きあがったパンをすぐに召し上がる場合など、冷ます必要がないようでしたら、そのままお皿に盛っても良いと思います。とにかく、天板から別の場所へ移せたらOK!ざっくり過ぎ?😆

🍞最後に🍞

 パン作りの道具はいろいろありますが、作るパンの種類によっては必要のないもの、代用できるものも多いです。最初に全部そろえて、「やっぱり使わなかった~😰」と無駄になるよりは、代用品を使いつつ、必要と感じたときに少しずつ買い足しながら、道具をそろえていくほうが良いと思います。
 そのためには、「何をするための道具なのか(用途)」「代用品はないか」をよく調べてから購入されることをおすすめします。
 それでは、お気に入りの道具でパン作りを楽しみましょう😊

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